口から飛び出す大切なヒモがちぎれ、切なそうに見つめるサルモネラ菌のAmesさん。

 

当診良所のぽちくんも大慌て。

 

実はAmesさんは以前にも同様の怪我を治療するため当院をご利用くださっていました。

当診良所のインスタグラムにて紹介したその時の症例はこちら。↓

https://www.instagram.com/p/CJIld_JBbwM/?utm_medium=copy_link

 

 

今回もこの時と同様、紐を少し短くして付け直す方法をご提案しました。

 

しかしながら、治療が始まると、Amesさんの紐はかなり負荷に弱い状態になっており、治療の過程にも耐えられずちぎれてしまう程でした。

 

背中の紐を口の方へ移植する方法を試すも、背中の紐も同じ状態になっていたため、

今回はこの治療法を断念し、新たな紐に全て付け替える方法に変更させていただきました。

 

一度体の綿を抜き、内側から背中、口とも元々の付け方に合わせてしっかりと縫い込み、カットした先はほつれ止め液で固めることで繊維のほぐれを防きます。

 

今回治療に使用した紐は、できるだけ近いものをこちらで用意させていただきました。元々のものより少しハリのある紐ですが、密度があるためちぎれにくく、手で優しく撫でて整えてあげることで体に馴染みます。

左が新しく移植した紐。↓

 

全て取り替えるとこのような感じに。↓

 

 

すっかり迫力が増したAmesさんの回復ぶりにぽちくん達もびっくり。

 

当院を二度目もご利用いただき、

治療方法の相談にもご対応いただいたご家族様と、

治療にしっかりと向き合って頑張ってくれたAmesさんに心より感謝致します。

 

危険な菌もぬいぐるみの世界ではこんなに可愛い……。