お鼻の辺りを押さえているくまちゃん。どうしたのかな。

よく見ると、お鼻周りの皮膚(生地)が破れて痛そうでした。

くまちゃんのお鼻とお口は生地に刺繡して形作られているため、このお顔の可愛らしさを残したまま皮膚を治療するにはどうするべきか、方法を主治医が熟考しました。

今回行うことになった治療は、縫いを解いての移植などではなく、破れている部分に上から別の皮膚(生地)を手縫いでまつり付けるという方法です。

この治療方法自体は過去の患者様にも例のあるものですが、今回はお鼻とお口の刺繡部分のみ皮膚をくり抜いて刺繡が見えるようにしたため、とても緻密な作業となりました。

そして無事に治療が完了したお鼻周りがこちら。↓

お顔のイメージは極力残して治療することができました。

お鼻とお口は生地が被さらないようにまつられています。

～退院後のご様子～

ご家族様より、お手紙や退院後のくまちゃんのお写真などをいただきました。

一緒に過ごしてきたご家族様との思い出に囲まれて、とても安心した表情のくまちゃん。

くまちゃんの可愛らしいイラストと共にお手紙もいただきました。

元気になってご家族様の元へ帰られたくまちゃんの喜びが伝わってきて、診良所スタッフの更なるやる気へと繋がります。

寒さが厳しい日々が続くかと思いますが、温かくして過ごしてね。