「初めてのテディベア物語」第六話『○○からクマへ』
こんにちは!
不織布マスク、女性なので「女性用 小さめ」を買ったら微妙に小さすぎた時の複雑な心境。でお馴染みの、ぬいぐるみ診良所事務員のワタナベです。
さてさて、メインの事務作業の合間にちまちま縫い進めてきた、小さなテディベアちゃんですが、
今回はいよいよ最も学びの多いと言える”綿入れ”に突入しますよ!
(なんでこの事務員テディベア作ってるの?と思った方は、ぜひ診良日記の「初めてのテディベア物語」シリーズを第一話からチェックしてみてくださいね。)
いざ、綿入れ!!
……の前に余談なのですが、
縫い上がったクマさんの頭部、何かに見えませんか??
ダチョウっぽくない?
(◎_◎;)
この鳥フェイスをクマフェイスにするために大切なのは、
“鼻先の膨らみ”
“おでこの丸み”
“ほっぺたの丸み”
“後頭部の丸み”
といったクマらしいフェイスラインを綿の入れ具合によって作っていくこと。
※モデル:ぽちくん
鼻先など、奥の方からしっかり固めながら詰めていくのが重要です。
漠然とフワフワ入れていると、表面の方に綿が行き届かなくなってしまいます。
なので道具を使いながらググっと綿を入れ込んで形を整えていきます。
頭は型崩れなどが無いよう、かなりしっかりと綿を詰めます。
ノヒラ先生のお手本は、「本当に入っているの綿だけですか!?」と思わず聞きたくなるほど頭が固いのです。
お手本に近づくよう、黙々と綿入れ口から綿を入れ、押し込み、足りない場所へ移動させ……の繰り返し。
いやぁ、これはなかなか体力仕事でございます……。
そうして程良い固さと丸みに仕上がった頭部がこちら!
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↓
おお!これは、
クマになりそうではないですか!?
しかし、
この小ささでまだ頭だけなのにここまで体力を消耗するとは……。
一見可愛いテディベアに秘められた、硬派な歴史の深さを実感するばかりです。
この後は、他パーツの綿入れはもちろん、
“ジョイント”などのテディベアに欠かせない副資材も登場しますよ!
次回の更新もお楽しみに☆
[ワタナベ]