「初めてのテディベア物語」第三話 『小さなパーツに込めたこだわり』
こんにちは!
白い服を着ている日ほど、汁物や麺類が食べたくなる。でお馴染みの、ぬいぐるみ診良所事務員のワタナベです。
先日から、勉強のために小さなテディベア作りに挑戦中のワタナベですが、
第三回更新の本日は、いよいよ生地の裁断に入ります。
このように、毛足のある生地には毛の流れがあるので、その方向に沿って型紙を配置していきます。
実際にハサミを入れていく時のポイントは、
「毛を切らないよう、地の布のみを切っていく」こと。
これを上手く行うと、切った際に生地の端に毛がフワッと残ります。
今回ワタナベが使用した生地は、スパースと呼ばれる毛量の少ない生地なので、よりわかりやすいように毛の多い生地でノヒラ先生がお手本披露♪
毛がカットされることなくきちんと残っているので、流れの下側の端からは毛が確認できます。
毛をカットしてしまうと、テディベアとして仕上がった時に縫い目付近に毛が短い部分ができてしまい、見栄えが良くないのです。
なので、裁断は仕上がりの美しさに関わる重要な工程の一つと言えます。
ちなみに、今回のワタナベが使用する生地では省いた工程なのですが、
通常の毛が多い生地の場合は、裁断したパーツの縫い代になる部分の毛をカットする「毛刈り」という作業があります。
これを行うことで、縫った際に生地同士がしっかりと合わり、縫い目をピタッと安定させることができます。
縫い代になる端から5㎜の部分は、毛を刈り取っています。
毛を切らないように慎重に裁断するのは、なかなか神経を使うので思いのほか時間がかかってしまいました……
(;´・ω・)💦
無事に裁断し終えたパーツ達がこちら✨
まだバラバラのパーツなのに、すでに可愛い~~
(o^―^o)
すっかり一仕事終えた満足感いっぱいのワタナベに、ノヒラ先生が一言……。
「ワタナベさん、脚はちゃんと4枚裁断してますか?
内側と外側同じパーツだから両脚だと対称に計4枚必要ですよ。」
はい、2枚しかとってません(^^)
ワタナベのうっかりミス、ノヒラ先生にはお見通しでした……。
足りないパーツも揃えて、次回は組み立てに入ります!!
次回の更新もお楽しみ☆
[ワタナベ]